2021.08.10ニュースリリース
エコマーク商品類型 No.160分類B「バイオディーゼル燃料の副生物を使用した製品」認定基準において、バイオ燃料技研工業株式会社の水処理用脱窒剤が第一号の認定を取得しました。
今回エコマークの認定を受けた商品は、以下の通りです。
本認定商品は、し尿処理施設等において汚水から窒素を除去する際に用いられる脱窒剤です。脱窒剤は、天然ガスを主な原料とするメタノールを使用することが一般的ですが、より環境に配慮した代替製品として使用することが可能です。
エコマークでは、商品類型No.160分類A「廃食用油を使用したバイオディーゼル燃料」において、軽油の代替燃料となるバイオディーゼル燃料を認定しています。バイオディーゼル燃料は、使用済みの食用油等から製造され、ライフサイクルでのCO2排出量も軽油と比較して少ないとされる燃料ですが、製造時に副生するグリセリン廃液の有効活用が課題となっています。そのため、2021年2月に分類B.「バイオディーゼル燃料の副生物を使用した製品」を対象とした認定基準を制定しました。 この副生グリセリンを使用した製品がエコマーク認定品として広く普及することで、廃棄処理されている副生グリセリンの有効活用が進むことが期待されます。また、認定対象とする製品は、同じ用途の従来品と比較して製品のライフサイクルを通じた環境への負荷も少ないものとしています。
認定基準書は、No.160「廃食用油を使用したバイオディーゼル燃料およびその副生物を使用した製品」ページで公開しています。
ニュースリリース(2021年8月10日)