エコマークの普及活動報告

エコマーク認定基準における「バイオマス由来特性を割り当てたプラスチック」の取扱方針(案)説明会

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 2022年6月14日(火)に、エコマーク認定基準における「バイオマス由来特性を割り当てたプラスチック」の取扱方針(案)説明会を開催致しました。

 日本が掲げている2050年までのカーボンニュートラル実現を達成するためには、廃プラスチックを原料とするプラスチック製造を最大限進めるとともに、新規投入されるプラスチックについては全量がバイオマス等の再生可能資源にしていくことが重要です。

 このような背景のもと、従来のプラスチック製造において、バイオマス原料由来のバイオナフサなどを混合し、製造したプラスチックが注目されており、マスバランス方式と呼ばれる手法で管理されています。この方式は、バイオマス原料を含む投入量と生産量を厳格に管理することで、バイオマス分を製品の一部に割り当て、製品の付加価値を高めることができるため、再生可能資源(バイオマス等)の活用を拡大させる方式として大きなポテンシャルが秘められています。

 そこで、エコマーク事務局では、2022年5月23日付でバイオマス由来特性を割り当てたプラスチックを各商品類型に基準項目として新たに導入するための取扱方針(案)を公表し、方針内容に関する説明会を開催しました。

 説明会では、エコマーク制度の概要とエコマークにおける現行の植物由来プラスチック【実配合品】の取扱いを説明した後、エコマークで「バイオマス由来特性を割り当てたプラスチックの取扱方針案」を策定する目的やエコマークの認定基準に導入内容について説明しました。

 説明会には300名以上がご参加いただき、また、たくさんのご質問をいただきありがとうございました。当日のご意見・ご質問およびパブリックコメントでのご意見を考慮のうえ、基本方針を制定し、各商品類型(認定基準)に基準項目を導入する予定としています。

開催概要

日時:
2022年6月14日(火)
場所:
オンライン

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