エコマークの普及活動報告

GIZ主催国際会議「Reduce! - From More to Better Circular Economy for Sustainable Products in Southeast Asia」

国際会議・イベント

 2022年8月31日(水)、9月1日(木)の2日間にわたり、タイ・バンコクで開催された国際会議「Reduce! - From More to Better Circular Economy for Sustainable Products in Southeast Asia」に参加しました。ドイツの国際協力機関であるGIZが主催した国際会議で、東南アジア地域を中心とした10以上の国・地域から約150名が参加しました。

 GIZは、東南アジア地域を対象に、各国にあるエコマークと同じタイプⅠ環境ラベル制度を支援するとともに、同地域のグリーン公共調達を支援するプロジェクトを2013年から実施しています。さらに2019年からは、上述の制度がまだ未整備であるブータン、カンボジア、ラオス、ベトナムのほか、同地域で最も取組が進んでいるタイを加え、制度支援を実施する新しいプロジェクトを立ち上げ、継続的な支援を続けています。

 今回の国際会議は、複数のプロジェクトの支援対象国の担当者が一堂に会し、環境ラベルやGPPに関する能力開発を目的として行われました。欧州からはドイツ・ブルーエンジェル、ノルディックスワンの担当者のほか、欧州委員会(EC)の担当官、国際NGOなどの専門家などが対面もしくはオンラインでその取組や知見を共有し、エコマーク事務局からはエコマーク制度の概要や基準策定プロセス、認証フローなどのタイプⅠ環境ラベル制度の運用面について解説しました。

 既にタイプⅠ環境ラベル制度が構築されている国々は、グリーン公共調達制度の定着し始め、未だ未構築の国は両制度の立ち上げに向けた政策準備が着々と進みつつあります。今後、新しくタイプⅠ環境ラベル制度が立ち上げられ、グリーン公共調達制度が整備されていくことで、東南アジア地域の持続可能な消費と生産(SCP)の実現に貢献していくことが期待されています。
 

開催概要

日時:
2022年8月31日(水)〜9月1日(木)
場所:
タイ・バンコク

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