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「バイオマス由来特性を割り当てたプラスチックを使用した容器包装」認定基準制定と認定開始について

2023.02.01ニュースリリース

エコマークは、No.140「飲食料品、化粧品、家庭用品などの容器包装Version1」認定基準において、「バイオマス由来特性を割り当てたプラスチック」を新たに追加する認定基準を制定し、認定申込の受付を開始しました。

「バイオマス由来特性を割り当てたプラスチックを使用した容器包装」について

昨今、化石資源からプラスチックを製造する工程に、バイオマス原料由来の炭化水素類(バイオナフサなど)を混合し製造したプラスチックが欧州を中心に上市されています。日本でも、2020年頃から大手商社や石油化学事業者を中心に製品化や製造が開始され、今後拡大する動きがあります。このプラスチックは製造時のバイオマス原料の投入量と生産量をマスバランス方式と呼ばれる手法で管理し、バイオマス由来特性を割り当てることを特徴としています。

エコマークでは、検討会での議論を経て2022年9月1日に「エコマーク認定基準における「バイオマス由来特性を割り当てたプラスチック」の取扱方針」を制定しました。 今回は、No.140「飲食料品、化粧品、家庭用品などの容器包装Version1」認定基準に、「分類K.バイオマス由来特性を割り当てたプラスチックを使用したプラスチック製容器包装」を新設した他、分類I、Jの多重容器包装等の認定基準にも、本プラスチックを評価する基準項目を導入しました。エコマークの認定申込は本日より受付を開始します。

今回のバイオマス由来特性を割り当てたプラスチックを使用した容器包装の認定開始は、国内の環境ラベル制度では初めてとなります。これにより、2050年のカーボンニュートラルの実現に向け、再生可能資源(バイオマス等)の活用を飛躍的に拡大させるとともに、消費者の認知を進める一助となることを期待しています。
No.140「飲食料品、化粧品、家庭用品などの容器包装Version1」認定基準のページ

  • 分類K.バイオマス由来特性を割り当てたプラスチックを使用したプラスチック製容器包装 【新設】
  • 分類I.プラスチックを使用した多重容器包装 【改定】
  • 分類J.容器包装用プラスチック製資材 【改定】

ニュースリリース(2023年2月1日)

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