エコマークアワード

エコマークアワード

「エコマークアワード2018」受賞者が決定しました。
表彰式は、2019年1月12日に開催する「エコマークフォーラム」(会場:東京ウィメンズプラザ(東京都渋谷区))にて行います。

エコマークアワードパンフレット(受賞者一覧、評価コメント)

最優秀賞

宝酒造株式会社

容器包装を中心としたごみ問題への取り組み ~商品開発から様々なステークホルダーと連携した取り組みまで~

<選考委員会評価コメント>
宝酒造株式会社は、エコマーク認定の超軽量びんをはじめ、アルミ缶、パウチ、紙パックなどあらゆる容器の軽量化を不断に追求。容器包装の3R(リユース・リデュース・リサイクル)に貢献する新たな商品開発にも前向きで、業界をリードする存在であり続けている。また3Rにとどまらず、4つ目のR(リフューズ:発生回避)として、昔ながらの酒類の“量り売り”を全国136店(2018年4月時点)で展開する取り組みは、古き良き時代の慣習をうまく現代に取り込み、それが消費者にも受け入れられているグッドプラクティスである。地域での環境貢献活動にも熱心で、小学生を対象にした環境教育や食育のプログラムは、ゴミの分別やリサイクルの大切さといった身近な環境教育を地道に続けることの大切さに選考委員としても気付かされる。今後も同社の、消費者とともに取り組む環境貢献活動に期待する。


優秀賞

東芝テック株式会社

紙をリユースすることで紙の使用量が削減できる複合機「Loops LP35/45/50」の開発・販売

<選考委員会評価コメント>
東芝テック株式会社は、紙をリユースすることで紙の使用量が削減できる複合機(Loopsシリーズ)を開発し、2012年にエコマーク認定を取得した。LCAによる環境負荷のデータより、複合機の省エネやリサイクルだけでなく、印刷に使用する紙の使用量削減による環境負荷低減に着目し、「紙をくりかえし使う」という新たなエコライフスタイルを提案した。それを実現するために、インクメーカーとのコラボレーションにより、印刷した内容を消すことができる消せるトナーを開発するなど、技術開発における創意工夫に脱帽させられるとともに、開発スタッフの熱意を讃えたい。また、複合機の利用者向けにエコの「見える化ソリューション」を提供し、機器の操作画面上で紙の使用量削減を促す情報を表示するなど、消費者との環境コミュニケーションを重視したモノづくりも高く評価された。


優秀賞

東洋インキ株式会社/東洋インキグループ

エコマーク商品の継続的販売と持続可能性への貢献の明確化

<選考委員会評価コメント>
東洋インキ株式会社は、植物油を用いたインキやリサイクル適性に優れたUV硬化型インキなどの開発を進め、いちはやくエコマーク認定取得に取り組み、現在では33もの製品群で認定を取得している。新たな商品開発にも前向きで、業界をリードする存在であり続けている。印刷インキは新聞、パッケージなど私たちの生活のあらゆる場面で使用されており、エコマーク認定等の環境調和型インキの普及、浸透を図ることで大きな環境負荷低減効果が期待できる。また、持続可能な社会への貢献について分かりやすく紹介するウェブサイト「TOYO INK 1050+」は、デザイナー・クリエイターに向けた環境コミュニケーションという点で独自性があり、その着眼点には学ぶべき点が多い。生物や生態系との共存を目指す経営方針と環境貢献活動も先進的である。


優秀賞

ミサワホーム株式会社

100%リサイクル素材「M-Wood2」を初めとする環境技術開発

<選考委員会評価コメント>
ミサワホーム株式会社は、木材や廃プラスチックを原料とする100%リサイクル素材「M-Wood2」でエコマーク認定を取得。資源循環のための拠点整備や回収ルートの確立をすすめ、本業を通じた全社的な資源循環の仕組みを構築するとともに、工場や施工現場のゼロエミッション化をも達成している。住宅メーカーとしてゼロエネルギー住宅を提供することにより、「住まい」という生活のベースで、環境配慮に対する消費者の意識を高めており、選考委員会として、今後も同社の持続可能な社会への貢献に大いに期待を寄せている。また、先駆的な技術開発についても見るべき点が多く、1990年代に早くも100%リサイクル住宅、ゼロエネルギー住宅を実現した技術力の高さと先見性は素晴らしく、工業化住宅における環境技術の発展においても重要な意味を持つものと考える。


審査員特別賞

株式会社ファイン

「グリーンステーション」によるエコマーク普及促進の取り組み

<選考委員会評価コメント>
株式会社ファインは、2001年から継続してエコマーク認定商品のみを掲載した商品カタログ「グリーンステーション」を展開。冊子、ウェブ、電子カタログと、利用者のニーズに合わせた媒体での情報提供を継続している。冊子カタログは公的機関を中心に毎年無償配布され、電子カタログでは発注仕様書を出力するサービスを提供して調達時の作業の効率化に活用されている。こうした企業努力による継続した取り組みは、エコマークの普及とグリーン購入の促進に常に刺激を与え続け、環境配慮型製品の市場拡大に大きく貢献している。


エコ・オブ・ザ・イヤー

モスバーガー [認定番号:17 505 002]

(株式会社モスフードサービス)

<選考委員会評価コメント>
株式会社モスフードサービスは、日本を代表するハンバーガーチェーンである「モスバーガー」を運営している。エコマーク「飲食店」基準で最初に認定を取得したお店の1つであり、認定基準への適合ポイントを多く獲得している点と、チェーン店舗すべて(1300店舗超)で認定を取得している点が高い評価を得た。直営店に比べ、環境への取り組みが浸透しづらいフランチャイズ店においても、マニュアルやガイドラインなどの運用によって一貫した導入に成功しており、企業全体での環境への意識と取り組みが高レベルで実現されている。可能な限り農薬や化学肥料に頼らず栽培された「モスの生野菜」の全店導入、店舗スタッフが収穫体験を行った野菜の提供、店舗でのグリーンカーテンコンテストの実施など、お客さまを巻き込んだ同社独自の環境貢献活動は、飲食業界において傑出したレベルにある。

エコマークアワード2018概要

お問い合わせ

(公財)日本環境協会 エコマーク事務局 事業推進課
電話:03-5643-6255 FAX: 03-5643-6257 
E-mail:award@ecomark.jp

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